大人の塗り絵でタイムスリップ!昭和レトロ塗り絵であの頃の自分と出会う

懐かしワープ星人

大人の塗り絵?大人が塗り絵をするなんて

大人の塗り絵って、大人が塗り絵をするの?しかも絵本みたいになっている!ネットで好きな本を探すのが大好きな私は、大人の塗り絵という本を見つけ驚愕した。

そしてネットで大人の塗り絵を検索してみたところ、何とその塗り絵が大人の立派な趣味として確率されているではないか。綺麗な花々、浮世絵、アニメの少女など、大人が楽しめる本格的な塗り絵本が売られているとは。

一人で遊んでばかりいたあの頃・・時代は昭和40年代

私が大人の塗り絵に大反応してしまったのには理由がある。それはもともと塗り絵が大好きだったからだ。

でも塗り絵をしていたのは私が子供の頃のこと、それをいまさら大人になってするなんて何か恥ずかしい。。そう感じていた私は大人の塗り絵に対して少しばかりネガティブなイメージがあったのだ。

 

時をもどそう。

時代は昭和40年代、通っていた小学校の帰り道には駄菓子屋さんがあった。その駄菓子屋さんには、くじ付きのお菓子がごちゃごちゃと売っていて、学校帰りに寄るのを楽しみにしていた。

そして何よりも楽しみにしていたのが塗り絵である。私が一番好きだったのが「きいちのぬりえ」である。

かわいい女の子のイラストの袋に、1枚ずつわら半紙のような紙にその女の子のぬりえが5枚くらい入っていた。当時確か10円くらいで、そのお金があるときだけ買うのを楽しみにしていたのだ。

https://snappygoat.com/

駄菓子屋で売っていた「きいちのぬりえ」は塗る女の子が大きく書かれていて、好きなクロヨンでかわいい洋服や着物を塗りつぶしていける。

文房具やさんで売っている塗り絵になると、ちょっと高級でおしゃれ度が高くなった女の子がいっぱい。そこにはきいちのぬりえに書かれている着物姿の女の子はいなくて、切り抜いて着せ替えができるようになったものもあった。

学校から帰ってきても両親は仕事で忙しい。私はだまって机にランドセルをおいて、たくさんの塗り絵をとりだしては、机に向かって黙々と塗っていた。好きなクレヨンで、好きなクレパスで。

https://commons.wikimedia.org/

 

大人の塗り絵!楽しいじゃないか!暗くないじゃないか

そんな私の塗り絵の思い出を、ひしひしと思い出させた大人の塗り絵。

一人っ子だった私は学校が終わると、すぐに机に向かって好きな塗り絵の女の子を塗り始める。その頃自宅で店をやっていた母親はいつも忙しくしていたので、塗り絵が私の話し相手になっていたのかもしれない。

そういえば幼稚園の頃、好きなお絵かきの先生がやってくるのが嬉しかった。クレパスを家に持ち帰りお絵かきをする時に、好きなピンク色は嫌いな黒色の横には並べなかった。

そんな子供の頃の自分をリアルに思い出した私は、大人になって塗り絵をしたっていいんだ、きっともっと楽しくなるかも、そんな風に思い始めた。

クーピーペンシルとの出会い

その頃お絵かきの画材でサクラクレパス製のクーピーペンシルというものが流行った。持っても手が汚れないクレパスに色鉛筆と中間のようなものだった。消しゴムや鉛筆削りもついている優れものだ。

私はそのクーピーペンシルの30色を両親に買ってもらった。両親は忙しい代わりに私が欲しいものを時々買ってくれたのだ。そして思った。そうだ!またクーピーペンシルで塗り絵をしたい。

時はよみがえった。

https://commons.wikimedia.org/

 

それならあの頃と同じ時代の塗り絵を塗ればきっと楽しいはずだ

クーピーペンシル、なんと懐かしい響きだろう!私はクーピーペンシルを検索した。すると大人の塗り絵をするためのクーピーペンシルカラーオンカラーというものがあった。

重ね塗りに適している淡い色のクーピーで、昔のクーピーペンシルがまるで大人になったようだった。なんともいえない淡い色が30色もそろっている。ワクワクした。早速買った。

そしてその淡い色のクーピーを見ている内にじわじわと何かがよみがえってきた。この色昔どこかで見た色に似ている、そしてあったかい。色を見て暖かなぬくもりを感じる感覚、これは一体何なのか。

例えばあの頃見た夕焼け、例えばあの頃飲んだオレンジジュース、例えば父のはいていた靴、例えば母の着ていた着物、まるでそれらの色が一度によみがえってきたかのように。

私は思った。そうだそれならいっそのこと、あの頃によく塗ったきいちのぬりえをもう一度塗ろう。そしてここから私の、あの頃の塗り絵探しがはじまった。

私が塗るのはきいちのぬりえと大正ロマン!昭和レトロの塗り絵だけ

きいちのぬりえが復刻版になり塗り絵本で売っていた。子供の頃お正月に遊んだ羽子板、きいちのぬりえはそんな羽子板に描かれている女の子の世界そのもの。

復刻版はお稽古編といって当時の女の子が憧れたお稽古、バレーやお琴や日本舞踊を習う女の子を塗り絵で楽しむようになっているものがある。あの頃は当時自分ができなかった女の子の習い事を、塗り絵で疑似体験していたのだ。きっとあの頃の私のような一部の女の子がそうであったように。

それから私は成長してデザインの学校へ行くようになり、竹久夢二や高畠華宵といった大正ロマンや昭和初期の美人画にひかれるようになった。最終的には着物や浮世絵の世界が好きになった。これは父が大正時代、母が昭和初期に生まれた影響かもしれない。

そしてきいちのぬりえの次に惹かれたのが高畠華宵だ。高畠華宵は大正から昭和初期にかけての美人画家で、私の塗り絵の題材としてはとても魅力的だった。その時代の美しい美人画を塗り絵で体験するということは、その時代にもどっている感覚にもなれる。

見開きページ右半分が塗り絵になっているので、左ページの高畠華宵本人の絵をお手本にする。そして買った色鉛筆とクーピーペンシルでその時代の色を再現していくのだ。

 

塗り絵時間がタイムスリップ!あの頃の自分がよみがえった

大正ロマンから昭和初期の塗り絵、その時代の色を塗っていく内に1色では再現できないことがわかってきた。

色を幾重にも重ねてやっと見本に近い色になっていく。そしてその色が見本と近くなった時に、まるでその時代が浮き出てきたような錯覚を覚えた。この塗り絵の時間ってタイムスリップ?無心に塗っていたあの頃の自分もよみがえったように思えた。

自分だけの塗り絵マイツールはあの頃のお絵かきバッグそのもの

塗り絵をする時間を持つようになり、自分の塗り絵のマイツールのようなものができた。

それはあの頃、自分のお絵かき道具の色鉛筆や塗り絵やノートをいれていた可愛い女の子のバッグのような感覚だ。今では可愛い女の子のバッグに入れるのは恥ずかしくて、機能的なバッグになってしまったけれど。

昭和レトロを再現する蛍光色鉛筆とカラーペン

その塗り絵用のツールバッグで一番重宝しているのが、蛍光色鉛筆と100円ショップで売っているカラーペンだ。

蛍光色は昔の色にあったの?そんな風に感じるかもしれないが、例えば昭和のオレンジジュースやコーラなどの色は着色料を思わせるほどに実に鮮やかだった。

そしてあの頃の町のネオンの色は混じりけの無い派手な蛍光色を感じる。クリームソーダの緑色、そんな色も蛍光色鉛筆で再現できる。カラーペンでは着物の下駄の鼻緒やぽっくりを鮮やかな赤や黒を塗ればいい。

 

再び出会った塗り絵の世界!それは必然だった

何色にも並ぶ色鉛筆やクーピーペンシル、それらを見てワクワクする気持ちは今でも変わらない。もうすでに、大人が塗り絵をするなんてという気持ちは私にはなくなっていた。

次は何を塗ろうかな、浮世絵の美人画は難しいけどなれてきたらはじめよう!そんな気分が沸いてきた。

最近知ったことだが、芸術の都フランスでは塗り絵はコロリアージュという名で趣味の一つとしてすでに確率されている。再び出会った塗り絵の世界、それは私にとってきっと必然だったのだ。

そして塗り絵をするための、昭和レトロの塗り絵本だけが本棚に増え始めた。

 

懐かしさがとまらない!きっとおばあちゃんになっても続けられる

あの頃の塗り絵と同じ塗り絵をもう一度塗る、それはまさにあの頃の自分の記憶を呼び覚ましているのと同じ事だ。あの頃が懐かしいという気持ち、それは心を癒やす気持ちそのもの。塗り絵にはそんな効果があるのかもしれない。

塗り終わった後になぜか心が穏やかになっているのはなぜだろう。実は実際に塗り絵は心の治療として、様々な場面で塗り絵セラピーとして行われている。確かに色を塗っているときはそれだけに無心で集中している。塗り絵は座禅と似た効果があると言っていた人もいた。

懐かしい塗り絵の絵本を広げて、色鉛筆とクーピーペンシルを並べよう。あの頃の記憶がよみがえって懐かしさは止まらなくなる。きっといつまでも、おばあちゃんになっても、懐かしいといって塗り絵を広げて塗っている私がいる。

いいね!!

この"好き"を書いてる人

懐かしワープ星人

音楽・映画・アートは昔のものにしか興味がない徹底ぶり。時々昔にワープ中?でも本当は懐かしがりやの普通の人間です。ブログはワインや着物など昔の映画や音楽をとりいれて私小説風に紹介しています。どうぞよろしくお願いいたします。

WEBサイト

SNSでみんなに魅力を伝えよう!