ドラマ「光秀のスマホ」は観始めたら止まらない!画面越しの合戦に君も夢中

Asakura Mika

ドラマ『光秀のスマホ』は、SNSでフォロワー数を競い、グループチャットで同盟を結びながら出世を狙う戦国武将・明智光秀の物語。

2020年10月から11月までNHK総合で放送され、素晴らしいTV番組に与えられるギャラクシー賞を受賞しました。

 

明智光秀といえば、「本能寺の変」で主君である織田信長を手に掛けた反逆者として有名ですよね。

しかし本作の明智光秀は、SNSで自分の名前を検索したり、愛娘の描いた似顔絵や写真を壁紙にしたり、上司の無茶ぶりに悩むなど親しみやすい性格の持ち主として描かれています。

会社員の方や、我が子が大好きな方、SNSをチェックするのが日常な人はきっと光秀に共感できるはず。

私も、自分の記事が拡散されていないかTwitterで調べて、自分の記事を宣伝したこともあるので、本作の明智光秀に感情移入して観ていました。

1話5分ほど、全6話のショートドラマですが、笑える場面も満載で、観始めたら最後まで止まりませんでした。

そんな本作の魅力を紹介していきましょう。

 

光秀のスマホとはどんなお話?

『光秀のスマホ』は、もし戦国武将がスマートフォンを持っていたら...という世界観で描かれるSF時代劇です。

時代劇ですが、堅苦しい雰囲気や難しい言葉がなく、登場人物の口調も現代風で軽いので、時代劇を見ない私も、どっぷりハマることができました。

本作は、明智光秀が織田信長に仕えてから、ライバルの秀吉とフォロワー数を競い出世争いを繰り広げ、本能寺の変を経て、亡くなるまでがスマホの画面越しに描かれています。

物語は、光秀がエゴサをしている場面から始まります。

悪評ばかりで落胆するのもつかの間、織田信長によって今川義元が討たれたニュースが速報で流れてきました。

織田信長の名をどこかでみたことがあると思った光秀は、SNS「FUMI」の友達欄をチェックします。

信長はかつて光秀を家臣団に誘った武将でしたが、光秀はその誘いを断っていました。

将軍・足利義昭のボディーガード募集のツイートを見つけた光秀。

そこで光秀は、織田信長に将軍のボディーガードを依頼し、2人を仲介することにしました。

後日、足利義昭と織田信長の密会はネットニュースになり、信長は大注目を浴びたのでした。

果たして光秀は、有名になれるのでしょうか。

徐々に加熱していくライバル・秀吉とのフォロワー数争い。

突然かかってくる信長からの無茶な要望に光秀はどう動くのかなど、見どころ満載。

共感したり、思わず吹き出したりなど様々な感情を私たちにもたらしてくれますよ。

 

本能寺の変に黒幕?独自の視点で描かれるドラマが面白い

本作では、光秀がアプリで武将達と連絡を取ることで、物語が展開されていきます。

スマホ画面をこっそり覗いている感覚が味わえるので、ハラハラドキドキせずにはいられません。

光秀に積極的に関わってくる秀吉ですが、後半戦は秀吉のある発言によって物語が大きく動いていきます。

光秀がどうして織田信長に反逆したのか、その理由にあっと驚かされるでしょう。

2020年12月に放送された完全版『光秀のスマホ歳末の陣』では、秀吉目線の物語も展開されました。

実は秀吉目線の物語が、光秀が織田信長を追いつめた「本能寺の変」と大いに関わっており、「本能寺の変」の真の黒幕と、黒幕が信長を葬りたかった理由が明らかになります。

後半戦のストーリーに本能寺の変への伏線もありますが、私は、真の黒幕の意外な正体と犯行動機に驚かされました。

黒幕の台詞や声色から漂うオーラが、まがまがしくて本当に怖かったです。

果たして誰が本能寺の変を仕掛け、光秀を反逆者に仕立て上げたのでしょうか。

YouTubeに見逃し配信があるので、ぜひご覧くださいね。

 

主人公の顔が出ない!?手と声のみで魅せる演技にハマる

本作では、明智光秀本人の顔は出ず、スマホ画面だけで物語が展開されています。

明智光秀を演じるのは、俳優の山田孝之さん。

なんと本作では、顔は一切映らず、声と手のしぐさだけで演じているのです。

実は私が本作を観始めたのも、山田孝之さんの演技が好きだから。

表情豊かな声の演技で、光秀の等身大の魅力に惹かれ、最終話まで一気観してしまいました。

ライバルである秀吉のフォロワー数が急増したことが気に入らずフォローを解除する、秀吉の軽いノリにツッコミを入れてボヤくなど、クスッと笑えるアドリブにも注目です。

また、俳優・和田正人が秀吉をいやらしくしたたかな人物に演じていて、彼を煙たがる光秀に共感せずにはいられません。

ふたりが恐れる主君・織田信長は、人気声優の島崎信長さんが、低く威圧的な声で演じています。

私も、家臣を力ずくで従わせようとする信長のパワハラぶりに、光秀と同じようにビビってしまいました。

毎回狙ったようなタイミングで、信長から着信がくるので、慌てたじろぐ光秀にクスッと笑えますよ。

年末に放送された追加エピソードに初登場した秀吉の妻・おね役を演じたのは、女優・田中みな実。

後の天下人の正妻に相応しい、頭の切れる女性で、彼女の発言にどこか説得力が感じられます。

果たして彼女が物語にどう関わっていくのか、最後まで目が離せません。

 

スマホから見える武将達の素顔が面白い

個人的に『光秀のスマホ』を観ていて、光秀と秀吉のスマホの使い方から見える素顔がとても面白いと感じました。

主人公・明智光秀は、SNSにどっぷり。

フォロワー数のチェック、SNSで自分の名前を検索して話題になっていないか、余念がありません。

時に裏垢に呟くはずの愚痴を誤って本垢に載せてしまう、キメるべき大事な場面で誤字をするなど、ちょっと抜けたところもあり、親しみやすい印象を受けます。

また、遠く離れて暮らす妻や娘との関係も良好。

娘の描いた絵を待ち受け画像に設定するなど、家族想いな一面の持ち主でもあるのです。

一方で秀吉は、SNSで情報収集する以外にゲームや出会い系アプリ、成人向け画像を集めるなど、自分の欲望に忠実な人物として描かれています。

ホーム画面も、金屏風のような派手な背景で、豪華なものが好きなのが一目瞭然。

豪遊を好む秀吉ですが、浮気を信長にバレて弱みを握られる、妻の尻に敷かれるなど、上に刃向かうことはできません。

光秀と同じくTwitterで自分の名前の載った記事を拡散させようとする、送信誤爆するなど、親しみやすい一面も持っています。

スマートフォンという現代人の私達に馴染み深いツールを通すことで、武将達に親近感をおぼえ、彼らが一喜一憂する姿に面白いと思える。

『光秀のスマホ』は、武将達を身近に感じることができる作品と言っていいでしょう。

 

君もスタンプが欲しくなる!再現度の高いスマホ画面

スマホ画面も趣向が凝らされていて、観ていて楽しくなってきます。

光秀や秀吉が使っているスマホアプリは、私達が使っているおなじみのアプリを戦国時代にアレンジしたもの。

Twitterはアイコンの鳥がホトトギス。

(信長、秀吉、家康を表す有名な俳句、泣かぬなら○○○○○○○ホトトギスにちなんでいますね)

LINEはFUMI(文→手紙を表す古語)になっています。

他にもスマホゲームに石垣積む積む(ディズニーのパズルゲームのパロディ)。

メールのアイコンが矢文になっているなど、アイコンひとつとっても絶妙な戦国アレンジが効いていて、観ていて楽しいです。

なかでも光秀がグループチャットに使っているFUMIでは、侍をモチーフにした可愛いスタンプが多用されており、ファンから商品化希望の声が上がっているほど大人気。

了解を意味する「御意」など日常で使ってみたいと思いたくなるほど実用性が高くて可愛いので、観たらスタンプが欲しくなるでしょう。

調べてみるとこれらのスタンプやスマホアプリは合成ではなく、実際に開発したそうです。

一瞬しか映らない武将達の呟きやチャットも歴史ネタが満載で、歴史ファンは一時停止しながら観るともっと楽しめますよ。

歴史に詳しくなくても、誤爆送信やレスが遅れてグループチャットで取り残されるといったSNSあるあるネタも満載なので、楽しく観られるのではないでしょうか。

 

大河ドラマ1話分に集約された笑いと驚きをあなたに

『光秀のスマホ』は、スマホを見つめる明智光秀に感情移入できる作品です。

家族を想い、厳しい上司に愚痴をこぼしながらも精一杯仕事を続ける光秀の姿は、サラリーマンに近いものがあり、共感せずにはいられません。

感情移入してきた分、光秀の最期や物語が終わった瞬間、名残惜しくなります。

心の穴を埋めたくて、もう一度観て笑ってを繰り返しながら、どっぷりハマることができました。

また、光秀視点の物語全6話を観てから、秀吉視点のドラマを加えた「歳末の陣」を順番に観ると、光秀目線では見えなかった秀吉や黒幕の思惑に、驚かされます。

歳末の陣は、48分と大河ドラマ1本分の長さですが、期待以上の面白さと驚きに満足できますよ。

歴史ファンの方もそうでない方も、最近TVを観なくなった方もきっと楽しめるのではないでしょうか。

U-NEXTやNHKオンデマンドで、秀吉視点のエピソードを加えた「光秀のスマホ歳末の陣」が配信中、YouTubeで見逃し配信がアップされていますので、観たことがない方もぜひご覧ください。

 

https://youtu.be/yCLrc198zzo

▲光秀のスマホ歳末の陣 第1話

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この"好き"を書いてる人

Asakura Mika

アニメと特撮、声優さんやアニメソング、俳優の山田孝之さんをこよなく愛するオタママライター。

推してる作品で、多くの人が楽しめる作品を中心に紹介します。

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