東京事変は椎名林檎とイコールじゃない。事変が我々を魅了するわけ

kagiya takashi

東京事変とは椎名林檎を含む5人組のロックバンド(よくメディアサイトなんかでは「椎名林檎率いる東京事変」といったように紹介されるのを見かけるが、今となっては個々のメンバーも十分に周知され、椎名林檎"率いる"よりも"含む"の方がしっくりくると思っている)。

2003年に結成し、メンバーチェンジがありながらも2012年2月29日に活動終了。そして2020年1月1日に再生を果たした。

僕は椎名林檎が大好きなんだけど、東京事変も大好きだ。でも椎名林檎と東京事変は同じじゃない。イコールで語れるようなものではなく、東京事変には椎名林檎とはまた別の良さがある。

 

メンバーそれぞれの高い音楽性

ちなみに僕自身は音楽の専門家でもないし、コード進行が・・とか、転調がどうの・・などの話はまったく分からない。ただ耳から聞いて純粋に音楽を楽しむだけのずぶの素人、いや、ずぶずぶの素人だ。

そんな僕が東京事変について語るのをまずは許してほしい・・

東京事変はコアな音楽ファンからの支持が高い。その理由はメンバーそれぞれの音楽レベルの高さにある。椎名林檎は1990年代からメジャーシーンで活躍していたが、その他のメンバーもソロでも活躍できるほどの実力を持っている。

ちょっとメンバーについて軽くご紹介しておこうか(既に知っているよ! って人は飛ばしてね)。

 

椎名 林檎(ボーカル)

言わずと知れた林檎さん。音楽に疎い人でも名前だけなら知っているという人も多いし、あらためての説明は不要かな。

それにしても椎名林檎がつくりあげる音楽は、年々洗練されているような感じがする・・

 

亀田 誠治(ベース)

メンバーの中でも最年長、"師匠"こと亀田誠治氏。バンドメンバーというよりか、音楽プロデューサーとして超有名な御方なのである。

スピッツや平井堅など、数々の超ビッグネームなアーティストのプロデュースに関わっているとってもすごい人。椎名林檎がデビューする際にも亀田誠治がプロデュースを手がけている。

ベースってその楽器名の通り、音楽のリズムを調整したり、音に厚みを持たせたりするためにあると思うんだけど、亀田さんのベースはそれだけではなく、メロディだけでも楽しめてしまうような演奏をしてくれる。

 

刄田 綴色(ドラム)

東京事変の結成当初からグループを牽引してきたドラマー。

ドラムの腕はもちろんのことだが、石見神楽の演舞が特技という一面も持ち合わせている。楽曲"喧嘩上等"のミュージックビデオで観られる演舞は、刄田さん本人が実演しているらしい。

 

浮雲(ギター)

林檎さんや伊澤さんもギターを使うことあるんだけど、メインのギターは浮雲。

ちなみに浮雲という名前は東京事変のときだけ使用する事変ネームであり、普段は長岡亮介という名前でミュージシャン活動をしている。ペトロールズという3人組のバンドでも活躍中。

キュイーンキュイーンといったギターサウンドではなく、ティンティンティンみたいなギターサウンドなのが浮雲の特徴(表現力が乏しくて本当の本当に申し訳ない)。

 

伊澤 一葉(キーボード/ピアノ)

「わっち」という愛称で呼ばれ、キーボード/ピアノを担当しているのが伊澤一葉。

伊澤さんが結成した3人組バンド「あっぱ」でもピアノ兼ボーカルとして活躍中。それに他アーティストへの楽曲提供なども行うなど、非常に多才な音楽家である。

 

このようなメンバーが集まって一つのサウンドをつくり上げるわけだから、コアな音楽ファンを魅了する1曲ができるのだろう。素人の僕が聴いても、さまざまな曲調の楽曲があり、その幅の広さを感じ取れる(うっっすい感想でごめん。でもほんとに聴いていて楽しいんだ)

 

オルタナティブなロック

東京事変の何がいいのか? って話なんだけど、彼らが世に送ってきた数々の楽曲を聴いていると、音そのものの豊かさみたいなものを感じ取れるんだ。

決して時代だけを意識した産業音楽ではなく、ベース、ギター、キーボード、ドラム、歌唱それぞれの音の交わりから生まれる音楽というものを純粋に楽しむことができる。

個人的には東京事変って「めっっっちゃいい曲つくるよねー」みたいな薄い感想しかでてこないが、世間では東京事変のことをオルタナティブロックと評する人も多い。

オルタナティブロックについては以下を。

大手レコード会社主導の商業主義的な産業ロックやポピュラー音楽とは一線を画し、時代の流れに捕われない普遍的な価値を求める精神や、アンダーグラウンドの精神を持つ音楽シーンのことである。イギリス、アメリカだけでなく、世界の多くの国に存在する。

出典: Wikipedia「オルタナティヴ・ロック

1曲1曲の仕上がりもとても素晴らしいのだが、ぜひ東京事変のアルバムを通しで聴いてみてほしい。

さまざまな曲調の楽曲が続けざまに流れてきて、聴いていると自然と心躍るようなアルバムになっている。音を楽しみつつも、エンタメ性もかなり高い。

 

椎名林檎と東京事変はイコールではない

椎名林檎ファンと東京事変ファンは結構かぶってるんだけど、中には椎名林檎は好きだけど東京事変はあんまり・・って人とか、東京事変は好きだけど椎名林檎はあんまり・・って人もいる。

椎名林檎と東京事変はイコールではない。

東京事変において椎名林檎はあくまで1/5でしかないのだ(だけど東京事変の楽曲は基本椎名林檎が作詞しているため、椎名林檎の濃度はちょっと濃いかもしれないな)。

だからこそ先に紹介したようなメンバーで楽曲作りをして生まれる一曲は、東京事変だからこそ生まれる一曲であり、東京事変による演奏だからこそ人々を魅了する一曲に仕上がる。

それこそが椎名林檎にはない東京事変の良さであり、グループだからこそできあがるサウンドで我々を魅了するのである。

 

名曲の数々は椎名林檎以外がつくっている

いや、どの曲も名曲なんだけど、世間的に有名な楽曲は椎名林檎以外が作曲していることが多い。

例えばデビュー曲として有名な"群青日和"は前メンバーのH是都Mが作曲しているし、「贅沢は味方~」という強烈なパンチラインで始まる"キラーチューン"や、2020年になってリリースされた"赤の同盟"なんかは伊澤一葉が作曲している。閃光少女や透明人間あたりは亀田誠治による作曲。

初期の頃は椎名林檎が作曲した楽曲が多めだったが、だんだんとメンバーそれぞれで作曲を分担するようになってきている(2020年にリリースしたミニアルバムの「ニュース」ではメンバーそれぞれが作曲した5曲が収録されている)。

アルバムを聴いているとメンバーそれぞれの音楽性が垣間見えて、また楽しいのである。これは浮雲の曲だな! とか、これは林檎さんの曲だな! みたいに楽しめるよね。

 

1期→2期で大人な東京事変へ

東京事変は1期と2期で区別されることが多い。

一般的にはメンバー交代する前(H是都Mや晝海幹音がいたころ)を1期、浮雲と伊澤一葉が加入した後を2期という。

個人的には1期メンバーでの最初で最後のライブとなった「dynamite!」を観ていると、めちゃくちゃ荒々しくて(もちろん良い意味で)、個々がぶつかり合いながらも事変としての演奏を魅せてくれるような、瞬間のきらめきのようなものを感じるんだ。

当時は単純に年齢的に若かったってのもあるのかもしれないけど、東京事変1期はその輝きが素敵だったんだよね。

んで2期になってなにが変わったかっていうと、大人の洗練された音楽みたいな印象を受けるんだ。浮雲のギターのせいなのか、伊澤一葉のピアノの音色のせいなのか分からないけど、メンバーそれぞれががっちりハマり合うっていうのかな。

結局1期と2期、どっちの東京事変もそれぞれの良さがあるんだけど、こうした違いがあると個人的には思っている。

ちなみにアルバムだとファーストアルバムの「教育」が1期メンバー。セカンドアルバムからは2期メンバーが演奏している。それぞれ聞き比べて違いを見つけてみるのもいいんじゃないかな。

 

再生後も活動が楽しみ

さて、2020年に東京事変がめでたく再生を果たしたわけだ。

僕もチケットを取っていた2020年のライブツアーの「ニュースフラッシュ」。最初の2公演だけを実施した後に中止になったのは残念ではあるが、ネット配信と映画館によるライブビューイングで楽しませてくれたのは嬉しかった。

前回の活動休止から8年というスパンを感じさせることなく、精力的にシングルやミニアルバムをリリースしてくれている。2021年にはオリジナルアルバムが出そうだし、多くのファンたちが彼らが送り出す音楽を楽しみにしている。

再生後の東京事変。どんなことをしてくれるのか、目が離せない。

 

どうだろう、東京事変の良さについてはご理解いただけたかな!? 個人的な東京事変の好きな楽曲を10個ほど挙げてみたので、そっちもチェックしてみてはいかが???

【東京事変の好きな楽曲について喋らせて(マイナー曲多数でごめん)】
https://like-speak.com/posts/9

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kagiya takashi

この"好き語り"を作っている人です。
ソフトウェアが好きです。でも椎名林檎の方がもっと好きです。

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